デジタルメディアにアナログメディアを補完する重要性とは?
Yahoo!ニュースが報じた2020年のスマホ普及率は,総世帯で77.6%となっており,幅広い年代でスマートフォンが普及していることがわかります。
【参考】Yahoo!ニュース
スマホが普及したことで,誰もがいつでもどこでもニュースサイトやSNSなどで速報性の高い良質な情報を得ることができるようになりました。
しかし,このようなインターネット上の情報であるデジタルメディアだけを利用するのは,誤った情報と気づかず過信してしますことによる危険も伴います。
そこで今回は,情報の受け取りかたのポイントについて,特にデジタルメディアとアナログメディアを利活用することについてお話ししていきたいと思います。
これを読むことによって,あなたは,ネットを利活用する上での留意点と新聞や雑誌などのアナログメディアを補完的に利活用していくことの重要性について理解することができます。
デジタルメディアのメリットとデメリット
スマホが普及し始めた2007年頃から,雑誌やテレビなどのリアルメディアよりもインターネット上のデジタルメディアに接触する機会が増えました。
デジタルメディアは,スマホ一つでいつでもどこでも速報性の高い情報を得ることができるという大きなメリットがあります。
また,情報の伝達が双方向で,コストも極めて低くすることができることも大きなメリットです。その点は,雑誌や新聞を購入するよりも安く済み,豊富な情報を自分で選んで得ることもできます。
整理すると,
デジタルメディアのメリット
- いつでもどこでも速報性の高い情報を得ることができる
- 情報が双方向で,コストも極めて低くすることができる
しかし一方で情報量が多すぎるデジタルメディアは,個人が発信する情報も多く混じっているので,信頼性に欠ける場合があるなどのデメリットもあります。
ネットを利活用してデジタルメディアから情報を得る場合は,自分がどのような情報を求めていて,公的な情報ソースなど信頼できるデジタルメディアから情報を得る必要があります。
デジタルメディアのデメリット
- 個人が発信する情報には信頼性に欠ける情報も混じっている可能性がある
- どんな情報をどのように取得し,利活用するのか使い手の技能が不可欠
デジタルメディアとアナロメディアを併用する大切さ
デジタルメディアは情報量が非常に多く,また個人が発信する情報が混じっている場合が多いので信頼性に欠ける危険性もあります。
そのため自分がどの情報を求めているのか見極めて,信頼できる情報ソースから情報を得る必要があるとお話ししました。
特に信頼できる情報ソースは「ここが信頼できる」という定義がないので,自分でどのメディアを信頼するのかをよく吟味して決めておくことが必要でしょう。
特に,災害時にあたっては,自分が信頼しているデジタルメディアの情報もさまざまな情報が錯綜して不安定になる可能性も想定されるため,新聞や雑誌なども利活用するなど,デジタル情報に加えて,アナログ情報を補完的に活用して密度の濃い情報を得る工夫をしていくことが大切になります。
このように新聞や雑誌などのアナログメディアとインターネット上の情報であるデジタルメディアの両方をミックスして利活用することが大切です。
まとめ
デジタルメディアは膨大な情報量がある反面,個人が発信する情報が多いため信頼性に欠ける場合もあります。スマホが普及し始めてからはネットニュースやSNSなどのデジタルメディアから情報を得る機会が爆発的に増えました。
しかし,災害時などでは特に速報性が高く信頼できる情報が不可欠になるため,デジタルメディアとアナログメディアの双方から信頼できる情報を相補的に利活用して,良質な情報を得ていくために工夫していくことが情報を上手に得るためには重要になってきます。