老後こそ,“学び直し”が必要になる理由(わけ)
はじめに
「人生100年時代」と呼ばれる現代では,これまでの人生80年という考え方ではなく,100年生きることを主体とした生き方に対して,老後のライフプランを考える必要があります。
25歳まで教育を受けて,60歳まで働き,60歳からは余生を楽しむのというように年代でライフステージを区切るのではなく,生涯通して学びを行い,個人がプロフェッショナルとして活躍できるようになることが重要です。
そこで今回は,人生100年時代を生き抜くために必要な老後の学び直しについてご紹介いたします。
人生100年時代は老後の学び直しが重要な理由
2019年12月に発表された「全世代型社会保障検討会議 中間報告(案)」によると,「幾つになっても,学び直しをしながら新たなチャレンジができるような,複線的かつ多様なマルチステージの人生」を掲げています。
現代は第四次産業革命と呼ばれる技術革命の最中であり,IoTやビックデータ,ロボット,AIなどの普及によって,求められる人材が変わってくることが予想されます。
そのためにも,経済産業省は「2030年代に向けて目指すべき将来像」を提示しており,以下の2点を挙げています。
①市場環境やライフステージの変化に対応しつつ,常に自身のキャリアをリデザインし続ける「キャリア・オーナーシップ」を持つこと
②能力・スキルを生涯アップデートし続け,ひとりひとりがプロフェッショナルとしての価値を身につけること
簡単に言うと「学び直し」が重要になってくるということになります。
学び直しを行うメリットと効果
学びというと小中学校から高校や大学までに行うものという認識がある方が多いと思いますが,生涯学び直しを行うことで,自分が得意なことや興味があることに対してプロフェッショナルになることができます。
専門知識を身につけることで,その分野に特化した人物となることができるので,専門業種によっては求められる人材になることが可能です。
人生100年時代では,人は100歳まで生きるために,75〜85歳まで働く必要があると考えられています。
しかし,老いによって老後は若い頃のように働くことができないという不安を抱いている方も多いでしょう。
多様な働き方が認められるようになった現代では,フリーランスとして専門分野に特化した業種で働くことができるので,生涯に渡って仕事を続けることができます。
まとめ
人生100年時代では,人生は80年ではなく100年という考え方をします。
100年生きるためには75〜85歳まで働く必要があり,ひとりひとりがキャリア・オーナーシップを持ち,生涯スキルをアップデートし続けてプロフェッショナルとなる必要があります。
簡単にいうと「学び直しが必要」ということになります。
学び直しを行うことで,あなたが得意なことや興味があることのプロフェッショナルとして仕事に活かすことができるので,老後はフリーランスとして企業に属さない働き方をすることができます。