起業するなら“地方で観光業”の本当の意味と戦略
はじめに
「地方には仕事がない」というイメージを思い浮かべる方が多いですが,地方は第一次産業や観光業が活発なので仕事がないというわけではありません。
また,希望する仕事がなければ地方の強みを活かして起業することが可能です。
地方は競合相手が少ないので起業して成功できるチャンスを誰でも掴むことができます。
では,何で起業すべきなのか?それはこれからの時代を見据えて地方の観光資源を活用した観光業をおすすめします。
ここでは地方で観光業を起業すべき理由と,これからの戦略について解説していきます。
観光業こそ地方で起業すべき!その理由とは?
地方は農業や漁業など第一次産業の他に,地の利を生かした観光業が活発です。
地方は競合相手が少ないことが多いため,誰でも起業のチャンスを掴むことができます。脱サラして地方へ移住し,観光業を起業する方も多いといえます。
ではなぜ地方こそ観光業を起業するべきなのか?これからの地方の観光業について解説していきます。
インバウンドは地方こそ関心が高まっている
インバウンド(inbound)は,「外から中に入る」という意味のある言葉で観光・旅行業では主に海外から日本にやってくる外国人観光客を指します。
インバウンドは東京や大阪など大都市以外では,京都や北海道・沖縄・宮城・青森など地方に訪れる観光客が年々増加傾向にあります。
地方には神社仏閣などの文化施設や桜や紅葉などの自然環境,伝統工芸など古くから伝わる観光名所が点在しているため,これらを体験するために観光客が訪れます。
メジャーな観光客は人が溢れかえり,日々お祭り騒ぎとなってごった返していることから,コロナウイルスの影響下においては観光客が少ない地方へ観光に訪れるインバウンドをターゲットするメリットがあると考えられます。
無価値の価値と新時代の価値を融合することが重要
ここまでインバウンドをターゲットにして地方で観光業を起業すべき理由について簡単に説明しましたが,新型コロナウイルスの影響でインバウンドは激減しました。
いつ終息するかわからない現状では,国内の観光客をターゲットに地方で観光客を始めるのが吉と言えます。
地方では伝統工芸品や神社仏閣・桜・紅葉などの観光資源を活かすことができ,これからの時代では「密」を回避した観光を楽しむ動きが見られるでしょう。
大都市では人が密集しているため,観光に行くにはハードルが高い。では,地方ではどうでしょうか。
地方の観光が注目されている今,1人のファンを作り,無価値の価値から+1の価値にすることこそが重要になるのです。
そして若い世代の考えやスキルを活かして,新時代の価値と融合することで,観光客のニーズに答えられる地方の観光業が成功できる確率が高まるのです。
まとめ
「地方には仕事がない」というイメージを思い浮かべる方が多いですが,地方は第一次産業や観光業が活発で起業する際の競合相手が少ないので僅かですがチャンスを掴むことができるといえるでしょう。
これまでは外国人観光客をターゲットにしてメジャーな観光地が人気を集めてきました。
しかし新型コロナウイルスの影響で密を回避できる地方が注目されている。
これまで話題にならなかった観光地でも,神社仏閣や伝統工芸品,桜や紅葉などの観光資源をフルに活用して,なおかつそこから+1の価値を見出すことこそが鍵なのです。
そこに若い世代の考えやスキルを融合させることで,地方の・・・,いや日本の観光業が成功できるヒントがあるといえるでしょう。