人生100年時代を生きる健康寿命を伸ばす方法とは?
はじめに
人生100年時代と呼ばれる現代では,平均寿命ではなく健康寿命を伸ばしたほうが,100年生きることができるのも嘘ではなくなりつつあります。
今回は,厚生労働省のデータを参考に,健康寿命とは何か,人生100年時代を生きる健康法として取り組める3つの方法をご紹介いたします。
人生100年時代の健康づくりは「健康寿命」を伸ばすことが重要
「健康寿命」とは,2000年にWHO(世界保健機関)が提唱した「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。
厚生労働省では毎年「国民生活基礎調査」が実施されており,2019年のデータでは男性の平均寿命が81.41歳,女性の平均寿命が87.45歳と,過去最高を記録しました。
当調査の設問には,「あなたは現在,健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか?」という問いがあります。
2019年度の調査では,男性が72.68歳,女性が75.38歳となっており,健康寿命は過去3年連続で男性が+0.54歳,女性が+0.59歳延びています。
平均寿命だけでなく,健康寿命が伸び続けている日本において人生100年時代は嘘ではなく現実のものになろうとしています。
日本では2013年に日本再興戦略において「健康寿命の延伸」が目標として掲げられており,目標は2040年までに+3年,健康寿命の平均75歳以上です。
この目標を達成するためにも,私たちは日々健康寿命を伸ばすために,健康法を日常生活に取り入れる必要があるのではないでしょうか。
【参考】
ニッセイ基礎研究所
厚生労働省
100年時代を生きる健康法とは
人生100年時代を生きるための健康法として挙げられるのが,次の3つです。
適度な運動
適度な食生活
禁煙
適度な運動では男性は9,000歩,女性は8,000歩が生活習慣病を予防する目安の歩数/日と言われており,苦しくならない程度にスピードを上げて歩くとより良い健康法となります。
適度な食生活では,生活習慣病を予防するために350gの野菜を取るようすることです。
最後に禁煙です。タバコに含まれる4,000種類もの有害物質を避けるために,禁煙して健康寿命を伸ばすことが大切になります。
まとめ
健康寿命を伸ばすことで,健康でいられる期間を伸ばすことができるので,必然的に寿命を伸ばすことができます。健康寿命を伸ばすためには,日々の生活習慣を見直すことが重要です。
今日から取り組める健康法では,適度な運動や適度な食生活,そして禁煙が挙げられます。
これら3つの健康法を無理なく取り組むことで,健康寿命を伸ばして人生100年時代を生きることを目標にしてみましょう。